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LifeTouch NOTE
LifeTouch NOTE 徹底レビュー1「LifeTouch NOTE 起動」
LifeTouch NOTE 起動
NECから発売されて一部ではモバイルギアの再来とか騒がれている(騒がれていた?)LifeTouch NOTE(NA75F/AB)を購入したので、レビュー記事を書いて行きたいと思います。
このLifeTouch NOTEはパソコンと同じようなパンタグラフ式のフルキーボードを装備し、文章入力に特化させた機種です。
また、OSにスマートフォンとおなじAndroid2.2を搭載し、Androidマーケットも使えるのでユーザー自身でエディターアプリなどをインストールして自由にカスタマイズすることも可能です。

まあ、正直なところ、製造コストの兼ね合いからあまりお金の掛けられていない機種のうえに、どなたにもお勧め出来るといった類のものではありませんが、テキストの下書きなどの文章入力が目的でパソコンよりも少しだけ重量が軽く瞬時に起動出来る機種が欲しいといったかなりニッチな用途をお求めの方は購入を検討されてもいいのではないでしょうか^^;

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LifeTouch NOTE 起動


LifeTouch NOTE。
梅田のヨドバシカメラで店頭になかったので店員さんに聞いたら奥から出してきてくれました。



XPERIA SO-01Bを比較に置いたらパッケージの大きさの想像がつくかな?
意外にずっしりして重いパッケージです。



パッケージを開けると、こんな感じでさらに小分けされた箱が現れます。



箱の中には説明書とACアダプターが入っているだけです。



後はLifeTouch NOTE本体だけ。
本体は白い布の袋に入っています。



こちらがLifeTouch NOTE本体。
天板のカラーについては僕の買ったのはブラックなのですが、このブラックの材質は想像していた以上に指紋がついて汚くなります^^;
とはいえ、ブラウンやレッドの材質は指紋がつかないですが、僕はあの質感も好きじゃないんですよねえ〜〜

あと、天板の部分に200万画素のカメラがありますが、このカメラはほんとに性能が悪く、メモ用と割り切ったほうがよさそうです…



本体底面。



本体とACアダプター
ほかにも説明書は入っていますが、付属品はこれですべてで非常にシンプルです^^;

ACアダプターは大きすぎるのが難点ですね。
これはまあ、バッテリー駆動時間が長いのでアダプターは持ちあるかないだろうという判断かも知れませんが…



LifeTouch NOTE本体を開いたところ。
液晶部分にはフィルムがついていますが、このままでは使えない(まあ、無理に使えないことはないですが)のでこのフィルムは取外しましょう。
ネット上では安っぽい質感とあまり評判はよくないですが、僕はまあ、デザインに関してはそこそこ気に入っています。



おきまりのSigmarionIIIとの比較。
正直なところ、LifeTouch NOTEはちょっと大きすぎるのでほんとうはSigmarionIIIサイズで販売してほしかったところですが^^;
(NEC側は発表会で10インチサイズのさらに大きい機種も検討中とか言っていましたが、冗談はやめてください。ほんとに…)



LYNX SH-10B、SigmarionIIIとの大きさ比較。
LifeTouch NOTEに使い慣れると、LYNX SH-10Bがオモチャみたいに小さく感じます(笑)



本体右側(正確には右も左もないですが便宜上)には電源コネクターの差込口と、SDカードスロットがあります。
SDカードはmicroSDなどではなく標準サイズで、8GBが最初から付属しています。



本体左側は盗難防止用のキーの装着口と、miniUSBポート、イヤホンジャックがあります。




キーボード手前の向かって左部分にはマイク穴(白丸をつけた部分)があります。



キーボード手前右側には、電源やバッテリー充電状態、3G、無線LANなどの状態をランプで知らせるインジケーターが。



底面には左右に廃熱孔(廃熱ファンはありませんので動作音は静かです)と、中央にスピーカー孔がひとつあります。



LifeTouch NOTEの液晶は静電式ではなく少し感度の悪い感圧式なので、スタイラスも付属しています。
とはいえ、このスタイラスを使うことは滅多にないかと思いますが…



バッテリーは白丸の部分のボタンを左にスライドさせてロックを外し…



右側(白丸部分)のボタンを右にスライドさせながらバッテリーを矢印方向へ引っ張ると外せます。
取り付けるときは反対の手順で取り付けます。
取り付けのさいは最後に左側のスライドボタンでロックするのを忘れないようにしましょう。



こんな感じでバッテリーを外せます。
なんだかSigmarionIIIにそっくりですね^^



僕が買ったのは3Gモデルなので、バッテリーを外した部分にSIMカードスロットがあり、NTTドコモ系の3GSIMを入れて通信出来ます。
NTTドコモの3GSIMの場合はMoperaの契約が必要です。
(ドコモの3GSIMのを使った設定方法は説明書を参考にしてください。)

僕は日本通信のb-mobileU300を入れて使っています。
b-mobileU300では通常の設定では通信出来ませんが、ネットで調べた情報を元に設定に手を加えることで通信出来ました。
b-mobileU300での設定は、U300のパッケージを参考にAPNを設定後、一番下の「認証タイプ」で「PAP」にチェック。
「APNタイプ」を「default」と入力して設定します。

たとえば通常版のb-mobileU300の場合は…
APNは「dm.jplat.net」
ユーザー名は「bmobile@u300」
パスワードは「bmobile」
「認証タイプ」は「PAP」にチャック
「APNタイプ」は「default」

これで、アンテナマークは通信不可(圏外)状態のままで、ブラウザを立ちあげた時にエラーも出ますが、通信自体は可能でした。

まあ、b-mobileU300の設定方法は次回に初期設定と合わせて細かく解説する予定です。



とりあえず電源を入れないと使えないので、まずはバッテリーを取り付けてACアダプターで充電しましょう。



充電しながらでも電源は入れられるので電源ボタンを押して起動しましょう。
ヒンジ部分にある電源ボタン(白丸をつけた部分)を2〜3秒長押しするとLifeTouch NOTEが起動します。
ちなみに電源を切るときも電源ボタンを長押しし、現れるメニューから「電源を切る」をタップして電源を切ります。



電源を入れると初期設定がはじまります。
今回は「次へ」→「設定中止」で初期設定を中止し、そのまま起動させてみます。

初期設定はホーム画面右端のアプリケーションメニューボタンをタップしアプリケーションメニューを表示させ、その中の「初期設定」であとから何度でも行えますので…

みなさんはここで無線LANや3G通信などの初期設定を行い、指示に従ってアプリケーションのインストールを行ってくださってもけっこうです。
初期設定については僕もまた次回書かせてもらいますね。



LifeTouch NOTEのホーム画面。
初期設定はホーム画面右端のアプリケーションメニューボタンをタップ(スタイラスや指などで触れる)しアプリケーションメニューを表示させ、その中の「初期設定」であとから何度でも行えます。


起動させたLifeTouch NOTE

購入後、二週間ほどじっくりと使ってみた感想は…
う〜〜〜〜ん、正直なところ微妙な機種ですね^^;

一応、キーボード自体はなかなかに打ちやすくってATOKも便利で文章入力に関しては満足のいく機種ではあります。
LYNX SH-10Bのように隣のキーを一緒に押してしまうような誤入力もまったくと言っていいほど起こりませんし…

ただ、キーは静かな部屋だとカタカタといった感じでかなりうるさい音が鳴るのでその点は注意が必要ですね。
これって音楽などの鳴っている広い店先では試してもなかなか分からないんですよね。
「Shift」キーが右側にないのと、「半角/全角」(英語と日本語)キーの切り替えが「Fn」キーを押しながらでしか出来ないのもなにかと不便だったりします。

あと、感圧式のタッチパネルは気にならないという人もいますが、やはりこれはかなり使いにくいですね。
タップするだけならそれほど問題ないかも知れませんが、タップ&ドラッグでアイコンを移動させたりするときや、フリックするときは苛々するほどにやりにくく感じます。



重量に関してもやっぱりちょっと重いですね。
ただ、重量の大部分が液晶とバッテリーの重さなので、持つときにバッテリー側を持つと重心が安定してそれほどには重く感じないかも。



逆に、バッテリーと反対側を持つとかなり重く感じます。



あと、キーボード側よりも液晶側が重いので液晶を斜めに開くと後ろに倒れるとよくネットなどで書かれていますが…
机の上ではこれぐらいの角度までなら倒れることはありません。
(とはいえ、液晶をタップすると倒れてしまうので、タップするときは反対の手で本体を押さえながらタップしなければいけませんが^^;)



(キーボード側よりも液晶側のほうが重いので)ここまで液晶の角度をつけると後ろに倒れてしまいます^^;

ただし、絨毯の上などの不安定な場所や電車の中などで膝の上に乗せると話はべつで、液晶を90度より少し開くだけで後ろに倒れてしまいます。
ですので、膝に乗せて文字入力するときは手のひらの部分でうまくキーボードの手前部分を押さえながら文字入力するなどの工夫が必要になります(苦笑)

専用アプリケーションについては、ATOKは非常に便利で使いやすいですが、もうひとつの目玉アプリの「ライフノート」は正直言って使い道なしかも^^;
まあ、ブログの場合は事前に登録しておけばライフノートからそのまま投稿出来て便利ですが、ただ、何枚もページを開ける一般的なテキストエディターと違い、一枚の用紙に永遠に書き込んでいき区切りをつけてその区切りにリンクが貼られるような感じなのでやっぱり不便なアプリであることには変わりがないかな。
というわけで、やはりテキスト入力はgEditorなどをインストールして使われることをお勧めします。

他にも、スリープモードのときに本体手前の電源ランプが青く点滅して設定をいじっても消すことが出来ないので、無駄にバッテリーを消費するのはマイナスポイントですね。

う〜〜ん、こう書くとほんとにいいところなしに思えてくるなあ〜〜(^・^;



というか、みなさんこんな大きな機種をほんとにいつも持ち歩きます???

僕の場合、普段はもっと小さくて持ち運びしやすいLYNXなどのスマートフォンにテキストを入れてわずかな時間に文章の修正などを行ったりして、少しゆっくりとした時間が取れることがわかっているときにLifeTouch NOTEを持ち出すといった感じになるんですよね。
その場合、LifeTouch NOTEとLYNXの間でどうやってテキストをやり取りするかも問題になります。

microSDカードを挿しかえるというのはLYNXの電源を切らないといけないのでものすごく不便です。
かといって、ネット上で使うクラウド的なエディターはどれも機能が不十分で使いにくいですし…
一応、いろいろと工夫してみた結果、LifeTouch NOTEでK-9mailでGmail宛てにテキストファイルを添付して送り、LYNXでもK-9mailでGmailを受信しテキストファイルをダウンロード保存するという使い方がいまのところベストかな。
(Gmailそのものを使わずK-9mailを使ったのは、Gmailだと文字コードなどの問題の為かテキストファイルのダウンロードが上手く行かなかったからです。)


あと、外出先でのネットに関してもLifeTouch NOTEに3GSIMを入れてしまうと、LifeTouch NOTEを持ち出さないときにいちいちLifeTouch NOTEとスマートフォンの電源を切り、SIMを入れ換えなきゃいけないのでこれも非常に不便です^^;


ネットに関してはいまのところIDEOS BM-SWU300にSIMを入れテザリング機能を使って、LifeTouch NOTEとLYNX SH-10Bをネットに接続して使い分けるのが一番効率のいい方法かなと思っていますが、これだとLifeTouch NOTEの3Gモデルを買った意味がないなあ^^;
もちろん、3Gを二回線持つか、別にモバイルWifiルーターを持てば話は変わってきますが…



というわけで、僕自身はそこそこ満足して使っているのですが、ただ正直なところLifeTouch NOTEは、ほんとにこの機種を常に持ち歩いてパソコンでの推敲と清書以外はこの機種だけでテキスト入力(文章の下書きなど)を行うという人以外にはお勧めできない機種といってもいいのではないでしょうか^^;
みなさんがもし買われるのならWiFiモデルの一番安い機種でも充分かも(笑)



まあ、この大きな画面で動画の再生を行える(液晶画面が白っぽいのであまり綺麗な映像では観れませんが)のは魅力ですが…


こんな感じでとりあえずLifeTouch NOTEを二週間ほど使っているのですが、完成度の低さもさることながら最大の欠点がやはりその大きさかなと思ったりします^^;
とにかく中途半端に大きすぎて持ち運びに不便。
自宅などで使うことが多いiPadと違って、この機種は常に持ち歩いて文章を書く用途なのに、その持ち運びがしにくいというのはなんとも困った話ですね。

とりあえず、ネットで探してみたら『御用達ごようたし』ショップオリジナルのLifeTouch NOTE 専用ケース 価格 14,000円 (税込 14,700 円) 送料別 というのがあったので、こちらを注文してみました。
これなら手に持って歩いても普通にセカンドバッグに見えてLifeTouch NOTEをスマートに持ち運べるのではないかと期待しているのですが…
まあ、このケースも到着したらまたレビュー記事を書かせてもらいますね^^

ではでは、次回はLifeTouch NOTEでb-mobileU300のSIMを使う方法の解説をしながら、ついでに初期設定についても書いてみる予定ですので、興味のある方はまた覗いてみてくださいね。


LifeTouch NOTE 3Gモデル
  


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